オンカジのスロットはあまりにも数が多く、そのすべてを把握している人間のほうが少ない。
また、「すべてのスロットを一回ずつ遊ぶ」ことは仮に可能だとしても、一つ一つのスロットに対して、じっくりと時間をかけて遊ぶことは、ほぼ不可能に近いだろう。
オンカジのスロットは「あるオンカジで遊べてもほかのオンカジでは遊べない」ということもあって、スロットの知識を網羅的に収集するためには、オンカジをかたっぱしから登録する必要もあり、はっきりいって途方もない作業だと言わざるをえない。
さらに、オンカジのスロットは日々数が増え続けているという事情もあり、追いついたかと思えば遠ざかるというような現状であることも否めない。
つまり、「オンカジのスロット」については「俯瞰した目線」を獲得することができず、どうしても「限定的な個人的な観測範囲内」にとどまることが避けられない。
世に溢れかえる多くの「おすすめスロット」の記事は、さも客観的な風に記述されてはいるが、実際は主観的な記事であり、範囲が狭い「個人の感想」に過ぎない。
オンカジのスロットについて書くことが、どうしても主観的であることから逃れられないのなら、いかにも客観的な視点であることはあきらめて、開き直ってでも「俺的ランキング」くらいの個人主義に振り切るほうがオンカジのスロットに対していくらか誠実であるだろう。
というわけで、今回は「俺的ランキング」として、俺の極めて個人的なオンカジのおすすめスロット3機種を紹介していくことにしたい。みんなの「俺的ランキング」もぜひ聞かせてほしい。
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スロットマニアの俺が選ぶオンカジおすすめスロット3機種!

オンカジのスロットを「俺に可能な範囲」で回しまくった結果、俺的におすすめできるスロットは以下の3機種になる。
- Battle Dwarf
- Book of Dead
- 1429 Uncharted Seas
無数にあるオンカジのスロットの中から3機種を選ぶためには「選択基準」が必要となる。今回の3機種も、闇雲に選んだものではなく、しっかりと基準がある。
今回は「単純な面白さがある完成度が高いスロット」「高配当を狙う場合のギャンブル性が強いスロット」「安定して勝てるスロット」という三つの選択基準を設定し、それぞれの代表と考えられるスロットを選出させていただいた。
特に重要にしたのは「オンカジのスロットも面白い」という感覚だ。
オンラインスロットは、オンカジではライブカジノ、同ジャンルのギャンブルとしては日本のパチンコ・パチスロと比較されてどうしても評価が低くなる傾向にある。
だが、オンラインスロットにはオンラインスロット独自の面白さがあることは無視されてはならないだろう。
今回の俺的ランキングは、いうなればオンラインスロットのゲーム性を擁護した形となる。
Battle Dwarfはオンラインスロットの思わぬ大傑作
Battle Dwarfは「オンラインスロット」というゲームの一つの金字塔として認識されるべき、予想以上の大傑作である。
Battle Dwarfは「ハワイアンドリーム」や「花魁ドリーム」などの後発のオンラインスロットとしてWIN FAST社が開発したオンラインスロットであるが、それら先行する「ドリーム系」のスロットとは一線を画していると考えたほうがいい。
そもそも、「ハワイアンドリーム」などのドリーム系スロットは「日本のパチンコ・パチスロ」との比較対象になりやすく、「オンラインスロットは演出も乏しくゲーム性も弱く退屈である」と評価される原因であった。
そのためBattle Dwarfは、「ハワイアンドリームの後発」という理由だけで軽視されがちなスロットなのだが、実はBattle Dwarfはトータルのバランスやスロットとしての面白さがオンカジ内でも屈指のレベルに達している「反省を生かしたスロット」なのだ。
また、Battle Dwarfは「バトルモード」の導入により、オンラインスロットに「過不足のない演出」を持ち込み、日本のパチンコ・パチスロに匹敵する面白さを獲得してもいる。
ドリーム系の長所である「シンプルな操作性」や「当たりのわかりやすさ」がしっかり受け継がれていることもあって、メガウェイズ系スロットや落ち物系スロットには希薄な「スロットを回している感覚」を十分に与えてくれるところも魅力だろう。
Battle Dwarfの「バトル」でフリースピンを狙いながら遊ぶ
Battle Dwarfの「バトルモード」とは「VSシンボル」が3つ揃うと発動する「フリースピン獲得機能」だ。
「バトル」に突入すると、スロットの画面からドラゴンやゴブリンなどとの戦闘画面に移行し、「戦う」か「逃げる」の二つの選択肢が現れる。
ここで「逃げる」を選んだ場合でも、「フリースピン」の権利を確実にゲットすることができ「トレジャーラッシュ」に突入する。
「戦う」を選んだ場合は、バトルに勝利すれば「より多くのフリースピン」の権利を獲得できるが、敗北した場合はフリースピン自体を受け取ることができない。
Battle Dwarfは、この「トレジャーラッシュ」を狙いながら、コツコツと細かい勝利も重ねられるスロットとなっている。
VSシンボルが揃ってからの「バトルモード」への突入はわかりやすく、「匂わせ」でしかない嘘リーチではない。
この点は、演出過多な「当たりそうなだけで当たる気配がまったくない」日本のパチンコ・パチスロに勝っている部分だと俺には感じられる。
Battle Dwarfの「バトルモード」は到来の頻度もちょうどよく、「バトルモード」以外のスピンでもコンスタントに「当たり」が来るので「楽しい」という感覚が途切れることがほとんどない。
Battle Dwarfは、はじめはベラジョンカジノなどでしか遊べなかったが現在では日本語対応のほとんどのオンカジで遊ぶことができるため、認知度も高まってきつつある。
「オススメのスロット」に必ずBattle Dwarfの名前が出る日もそう遠くはないだろう。
Book of Deadはオンラインスロットとバカラの悪魔合体
ハムナプトラ風のヴィジュアルのメガウェイズ系スロットBook of Deadは、オンラインスロットとバカラが悪魔合体したようなオンラインスロットだ。
Book of Deadは一見するとありふれたメガウェイズ系スロットにしか見えないのだが、その名もストレートな「ギャンブル」という機能が搭載されていることで、ほかのメガウェイズ系スロットよりギャンブル性が強まっている。
この「ギャンブル」は、「死者の書」と呼ばれている書物のシンボルを揃えることで発動する「高配当」のチャンスで、賭けに勝つごとに払い戻し金が「倍」になっていく、ダブルアップシステムとなっている。
「ギャンブル」にチャレンジできるのは最大5回であり、5回連続で「ギャンブル」に勝利した場合の配当金は膨大なものにふくれあがるが、一回でも負けると配当金が没収されるシステムとなっている。
挑戦する「ギャンブル」は、伏せられているトランプのカードが「赤か黒か」「ハートかダイヤモンドかスペードかクラブか」を選ぶというゲームで、若干のルールは違うものの、ジャンルでいうと「バカラ」のような性質のゲームといえるだろう。
高配当かゼロかという射幸心が煽られるオンラインスロット
オンラインスロットと「ギャンブル」の組み合わせによって、Book of DeadはBook of Dead独自のゲーム性を獲得し、射幸心を煽るオンラインスロットになった。
Book of Deadは「ギャンブルをするかどうか?」「ギャンブルを続けるかどうか」といった「勝負の決意」と「やめどきの見極め」によって、運命が決まっていくところがユニークである。
「5回連続で当てなければ没収」というのは厳しすぎるルールではあるものの、その分、連続正解時の興奮と得られる勝利金は大きい。
Book of Deadのような「オンラインスロットと別のゲーム」の掛け合わせというスロットのありかたは、実際のスロットではあまり考えられない「オンラインスロット独自」の特徴であり魅力だといえるだろう。
Book of Deadは一つ一つの配当金がやや弱めではあるものの、「ギャンブル」に突入すれば高配当も期待できるし、何より「回すだけ」では退屈になりがちなオンラインスロットを遊び続けるためのちょっとした刺激にもなる。
通常時のプレイでも書物をそろえてフリースピンに突入すれば着実な稼ぎに繋がるので、Book of Deadは、オンカジ特有のメガウェイズ系スロットに初めて触れるタイプの初心者にもオススメしたいオンラインスロットだ。
1429 Uncharted Seasは禁じられたオンラインスロット
1429 Uncharted Seasは、入金不要ボーナスや入金ボーナスの「賭け条件の消化」では禁止ゲームに設定されているくらいに「当たりやすい」スロットである。
サンダーキック社が提供するこの1429 Uncharted Seasは、オンカジが「禁じられた遊び」と警戒する程度にはRTP(還元率)が高く、その数値はなんと「98.6%」である。
1429 Uncharted Seasは「通常プレイ」で十分に勝利を重ねることができるし、「龍」のシンボルが二本揃ったときのBIG WINがそれほど低くはない確率で到来する。
フリースピンの突入もコンスタントにやってくるため、負けていた分を強めの勝利で取り返す、ということを繰り返すことになり、回していて飽きないし、大損もない。
1429 Uncharted Seasをプレイしていれば「負けている」という感覚になることはほとんどないだろう。
軍資金に余裕がないときでも遊べるローリスク機種
1429 Uncharted Seasはいわば「ローリスクローリターン」の機種であり、軍資金に余裕がないときにオンラインスロットを回したいときにオススメだ。
「当たりやすさ」から賭け条件の消化に使えず禁止ゲームにされていることが多いが、ボーナス消化を必要としない「リアルマネー」でのプレイであれば、1429 Uncharted Seas以上に低いリスクで長く楽しく遊べるスロットはないだろう。
スロットにおいて最も「楽しくない」のは「負け続けること」だろう。その点、1429 Uncharted Seasは「勝つ」ということが頻繁に起こるため、配当金は少ないにせよ、精神的には「楽しい」という感覚が持続する。
1429 Uncharted Seasはグラフィックやサウンドのクオリティも高いため、「回しているだけで楽しいオンラインスロット」として多くの人に紹介したいオンラインスロットだ。
「オンラインスロットでめちゃくちゃ稼ぎたい」と考えているタイプのハイローラーには、1429 Uncharted Seasはあまりオススメできないが、娯楽の範囲内でオンラインスロットを楽しみたいなら、ぜひ回してほしい。
個人的には、オンラインスロットだけといわずこれで遊べる実機があったならば、インテリアとして手に入れたいくらいだ。
俺的おすすめスロット3機種まとめ

- 今後オンカジの代表的スロットになるBattle Dwarf
- オンラインスロット独自のギャンブル性を持つBook of Dead
- ローリスクローリターンの1429 Uncharted Seas
オンカジのオンラインスロットのなかから、俺的ランキングで厳選した3機種のまとめは以上になる。
今回は「完成度」「ギャンブル性」「安定性」の三つを取り出した形になるが、ほかにも様々な基準を採用してオンラインスロットは楽しむことができるだろう。
たとえば、今回は取り上げなかったが「ジャックポット」という基準を入れるだけでもランキングは大きく変化していく。
オンラインスロットは「自分にピッタリ合ったオンラインスロット」を見つけていく、そのプロセス自体にすでに楽しさがあるともいえるだろう。
オンラインスロットには「正解」はなく、プレイヤー自体のセンスが問われる自由な選択によって「楽しさ」が変動するゲームなのだ。