オンカジのスロットには「通常回し」と「ボーナスゲーム回し(フリースピン回し)」の2種類の回し方がある。
オンカジのスロットを攻略し、楽しむためには、この2種類の回し方を把握し、自分の遊び方に応じて使い分けていく必要がある。
通常回しとフリースピン回しという二つの選択肢があるということは、リアルなアメリカンスロットなどにはない、オンカジで遊べるスロット独自のプレイスタイルだ。
通常回しとフリースピン回しでは、スロットの選択などにも違いが出てくるところも面白い。
そこで、今回は、オンカジのスロットにおける「通常回し」と「フリースピン回し」の違いについて説明していきながら、それぞれの回し方に応じたオススメのスロットなどを紹介していけたらと考えている。
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フリースピンの機能を使わずにスロットを打つ通常回し
オンカジのスロットには「フリースピン」というボーナスタイムに突入した状態でスロットを回転させる機能がついているものがあるのだが、「通常回し」というのはこのオンカジ独自の「フリースピン」の機能を利用せずにスロットを回すことを言う。
要するに「最も基本的な条件で、ストレートに淡々とスロットを打つ」というだけの意味であり、文字通りに「通常回し」ということだ。
そんな「ただ打っているだけ」の行為に対して、なぜ「通常回し」という言葉が与えられているかというと、それは「フリースピン」という機能がオンカジのスロットに搭載されているためである。
2022年のM-1グランプリでダイヤモンドが「(裸眼という言葉は)眼鏡やコンタクトが流行ったからそういう言い方が出てきたんだ」「(日本人力士という言葉は)モンゴル人力士が増えてきたからそういう言葉が出てきたんだ」ということを羅列してから独創的な言葉をボケとして展開していく「レトロニム(再命名)」というネタをやっていたことは記憶に新しいが、「通常回し」と「フリースピン」の関係も、この「レトロニム」だ。
というわけで、「通常であること」を理解するためには、まずは「フリースピン」という異常状態が正確にはどのようなものなのかを知っておかなければならないだろう。
オンカジにおけるフリースピンとはどのような状態か
オンカジにおけるフリースピンというのは「高配当が期待できる上に資金も賭けなくていいボーナスゲーム」を意味する言葉だ。
フリースピンの発動させるための条件は「スロットを通常回ししているときに、ある一定の条件を満たすとフリースピンに突入する」というものと、「ボーナスとして購入して使用する」という二つのものがある。
また、オンカジによってはアカウント登録時にもらえる入金不要ボーナスが一定数の「フリースピン」の権利である場合もある。
発動させるなり、購入するなり、付与されるなりして「フリースピン」の状態に突入すると、オンカジのスロットには「高配当の可能性」が発生し、シンボルが揃ったときにより多くの勝利金が期待できるようになる、というわけだ。
フリースピンは、あくまで「高配当になる可能性」が発生して、さらに「軍資金を消費しないで済む」というだけであって、フリースピンの状態にシンボルが揃わなければ「可能性」は「可能性」のまま終わるため「確実な高配当」は意味しない。
「フリースピン」がこのようなものであることを把握することで、あらためて「(フリースピンではない)通常回し」というのが「高配当は期待できない」し「軍資金を消費しながらスロットを回す」という「普通の行為」だということが、よりよく理解できるようになるだろう。
通常回しとフリースピンのメリットとデメリット
通常回しとフリースピンには、それぞれにメリットとデメリットがあるため、それぞれの長短を簡単におさらいしておくことにしよう。
まず、通常回しのメリットだが「1回あたりの賭け額が低い」ため、負け続けていても軍資金が減りにくいということが挙げられる。
デメリットは「勝ったとしても大当たりにはならない」ということに尽きるだろう。通常回しは「大勝ちを狙わずにスロットで長時間遊びたいプレイヤーにオススメの回し方」だとひとまず言うことができる。
フリースピンのメリットは、先ほど述べた通り「高配当が期待できる」「ボーナスタイム中は軍資金を使わずにスロットが回せる」の二つだ。
デメリットとしては「フリースピン中に当たりが出せなかった場合、フリースピンの権利を獲得するまでに消費した軍資金が無駄になる可能性がある」ということが挙げられる。
条件達成による発動のフリースピンの場合は「通常回しからフリースピンに突入するまでにかかる軍資金」が必要不可欠となる。
購入によるフリースピンの場合は「ボーナス獲得のための投入金」がフリースピンの権利獲得のために消費される。
ここでそれぞれに消費される「軍資金」や「投資金」などは、基本的には「長時間通常回しをしているよりも高額である」ということは前提として押さえておきたい。
フリースピン向きのプレイヤーは、ひとまず「大損か大勝ちかの天秤にベットできるハイローラーの冒険者タイプ」ということができる。
通常回しであることが有利になるスロットがオンカジにはある
このように「通常回し」と「フリースピン」を比較してみると、「通常回し」には「長時間打てること」以外には何も魅力がないように勘違いしそうになるが、実はオンカジには「通常回し」であることが有利になるタイプのスロットがある。
こういった「通常回し向け」のスロットの特徴をとらえておけば、オンカジのスロットはより効率的に遊ぶことができるし、また、「フリースピン」との使い分けや、利用のタイミングなども明確になるだろう。
実は「通常回しを制する者がスロットを制する」といってもいいくらいに、基本であり普通であり通常であるからこそ「通常回し」はオンカジのスロットの「重要な回し方」なのである。
ミッション付きスロットは通常回しで打つのが定石
オンカジには、「特定のミッション」を満たすと必ずフリースピンの状態に突入することができる、いわゆる「ミッション達成系」と言われるスロットが存在する。
これらのミッション達成系スロットを打つ場合は通常回しが定石である。
というより「フリースピン」を獲得するために打つのだから、これらのスロットに対して、わざわざフリースピンの権利を使って打つのは愚の骨頂である。
スロットを選択するときのポイントとして「ミッション達成で必ずフリースピンに突入できるスロットなのかどうか」は必ずチェックするといいだろう。
そこで「どのようなミッション達成が必要なのか」をおさえておき、さらに「フリースピンまでにどの程度の通常打ちがかかると想定されるか」まで考えられるようになれば、「フリースピンの購入」をせずとも、フリースピンによる高配当の権利を自力で手に入れる確率があがる。
ボーナスの賭け条件を満たしているときも通常回しが基本
入金不要ボーナスや入金ボーナスなどの「ボーナスポイント」でプレイしていて、「出金のための賭け条件」を達成するミッションをするときも、「通常回し」が基本だ。
そもそも「賭け条件」というものが「どれだけベットをしたか」の消費率で達成されていく性質である以上、「軍資金が消費されない」という性格のフリースピンではなく、通常打ちになるのは当然であるといえる。
さらに、オンカジでは「ボーナス消費による賭け条件の達成」というミッション中は「フリースピンの購入」自体が禁止されている場合がほとんどなので、自然と通常回しになることが避けられないということもある。
もちろん、「ボーナスの内容」がこのように「軍資金」ではなくて、「一定数のフリースピン」である場合においては話は別である。
この場合は、まず「フリースピン」を使い切ることと「フリースピンを使っていかに勝つか」が重要になってくる。
だが、フリースピンを使い切ったあとは、フリースピンで獲得した勝利金を元手に「通常回し」を繰り返して賭け条件を満たしていくことになるため、「ボーナス消費は最終的には通常回しだ」と憶えておくといいだろう。
数を競うイベントやリベートボーナスを貯めるときは通常打ちが有利
オンカジによっては「イベント」が開催されることがあり、そのイベントの内容が「回転数」や「勝利回数」を競うタイプのイベントであった場合は、通常打ちが有利だ。
また、「リベートボーナス」と言われる「オンカジをプレイしているだけでポイントがもらえるタイプのボーナス」を受け取るときも、より長く遊べる通常回しが有利であるといえるだろう。
特にリベートボーナスはスロットで遊ぶ場合に溜まりやすい傾向があるため、「普段から遊ぶ通常回しのスロット」は「リベートボーナスを貯めるためのスロット」と考えて選択するのも得策だ。
「フリースピン」を、「リベートボーナスを貯めるためではないスロット」や「配当金を競うイベント」などで限定的に消費することを心がけると、低配当でも高配当でも、それぞれに効率的にスロットで遊ぶことが可能になる。
通常回しを活用することによって、オンカジのスロットは、基本的には長く細く遊びながら、フリースピンを使って「ドーン」と大きく遊ぶための余地を獲得することにもなるのだ。
オンカジスロットの通常回しのまとめ
- 通常回しは低配当で長く遊びたい人向け
- 通常回しからフリースピンに突入できるスロットをおさえておく
- 通常回しとフリースピンの使い分けで効率的に遊べる
オンカジでスロットを遊ぶにあたっての「通常回し」にまつわるまとめは以上になる。
通常回しがいかにオンカジスロットの基本であり、「大爆発」などにも繋がってもいるかを理解すれば、平常時のスロットの持つ意味も大きく変化することになるだろう。
軍資金の節約や、ここぞというベストのタイミングでのフリースピンの利用などは、通常回しのマスターなしには望めない。
通常回しが「ふつう」であり「低配当」であるからといって、ゆめゆめ通常回しを侮るなかれ、といったところだ。